株式会社TOMONY様の事例
グラッチェコインを導入した背景
当社は福祉を事業としていますが、人事評価制度の整備を通じて、社員のモチベーションを維持し、離職率を低減させる仕組みを構築することを検討していました。
現実の課題として、介護や福祉の分野では離職率が非常に高く、これを抑えることは会社の持続性を確保する上で喫緊の課題となっています。
その中で、人事評価を簡単かつ効果的に行うための仕組みを模索しており、偶然にもグラッチェコインに出会うことができました。
グラッチェコインの導入の決め手
グラッチェコインの商品説明をネットで取り寄せたところ、スマートフォンでも使用可能で、操作も簡単だという印象を受けました。
新しい仕組みを導入する際、複雑さがあると浸透しませんし、また、人を評価したことがない人に評価を促すのは難しいものです。
しかし、グラッチェコインでは、人を評価するといってもメッセージを添えて相手に送るだけであり、手間を感じずに気軽に相互評価ができると感じました。
これにより、コミュニケーションの向上やモチベーションの維持が図れ、結果的に離職率の低減に寄与する可能性があると感じた点です。
グラッチェコインの社内運用方法
当社では、グラッチェした人を「グラッチェスロー」、グラッチェされた人を「グラッチェキャッチ」とネーミングして、スローした人とキャッチした人を毎月表彰しています。
表彰された社員は、順位に応じた額を「給料手当」として受け取ることができる仕組みで運用しており、社内でのグラッチェコインの活用を促進しています。
日々積極的にスロー・キャッチを行い、相互評価を受けた社員は給料手当を受け取ることで、モチベーションが高まっていると感じています。
導入に関する苦労した点
グラッチェコインを導入した初期は、社員に対してあまり細かいルールを設けずに自由に利用してもらいました。
自由度が高い一方で、社員が経営側の意図と異なる使い方をすることもあり、毎週の全社研修や事業計画などを通じて、グラッチェの使用に関するルールを示しています。
しかし、お互いを評価するための尺度が個人ごとに異なるため、将来的には評価軸や尺度を定める必要があると感じています。
導入の成果
業種的に「人に関心を持つ」という意識を従業員に浸透させたいと考えています。
その一環として、グラッチェコインを導入し、他人との関係性をトレーニングしてもらいたいと思っています。
従業員は、トップダウン評価ではなく、横並びの同僚からの評価に敏感であると考えており、グラッチェのように、他者からの評価を可視化できる仕組みが重要だと感じています。
また、厚生労働省の指導により、福祉の資格を持った人材の配置が求められています。
しかしこのような資格に縛られない、個々の能力や貢献を評価する必要があると考えており、事業上必要な資格を有していなくても評価されるべき人材が存在すると認識しています。
決められた物差しでの評価は一般的ですが、グラッチェのような柔軟な評価尺度を導入することで、従業員がお互いを評価し、評価されず埋もれてしまう人材を出さない施策ができていると感じています。
グラッチェコイン導入後、一度も利用をやめよう思ったことはなく、これからも継続して利用したいと考えています。